「トラックマンを捕まえろ」ゴルフ産業でも盛り上がる韓国

韓国で40代の時にゴルフを始めました。遅く始めたことに、とても後悔している私です。

今盛り上がるゴルフ

韓国では、朴セリ選手の全米女子オープン史上最年少優勝の快挙によって初めてゴルフが市民権を得たという実感が私にはあります。以前は金持ちの贅沢的な扱いでテレビでゴルフ中継とか、ゴルフの話題というのはほとんど扱われませんでした。それが突然と報道され、ゴルフブームが生まれました。彼女を見て、プロゴルファーへの夢を抱いた韓国の少女たちが、今世界で活躍しているわけです。男女問わず、その後の韓国選手の世界での活躍はいうまでもありません。

ゴルフが大衆化されてまだ多くの時間が経っていませんので、日本に比べればゴルフの歴史も浅く、人口も多くはありません。そして日本に比べてグリーンフィーも高めですので、サラリーマンの週末ゴルフは高嶺の花になってしまいます。

しかしサラリーマンゴルファーは、もっぱら韓国ではカラオケルームほどの数を誇るスクリーンゴルフ(シミュレーションゴルフのこと)で仲間と楽しく賭けゴルフをしながら腕を磨いているようです。ちなみにスクリーンゴルフ最大手は日本でもお馴染みかもしれません「ゴルフゾーン」です。

韓国ゴルフ産業の全体像について語り尽くせませんが、タイトリストが2011年にスポーツウェアのフィラ・コリアを中心とした投資連合によって買収されたというニュースがその盛り上がりを象徴しているかのようです。

さてそんな中での小ネタになります。

トラックマンに追いつけ!

話しは変わって、以前韓国大手自動車部品メーカーの取締役でセンサー関連の技術者であった私の韓国人の友人がある日突然

トラックマンって知ってる?

と聞いてきました。よく知らなかったのですが、それはプロゴルファーが自分の打球の弾道やスピン量などを測定する専門性の高い練習機器で、松山英樹選手も使っているというのはある意味当然というくらいの有名な機械だったわけです。

彼曰く、週末の実験でトラックマンと同じセンシングが自分のレーダー技術で出来たという話し。トラックマンは独占的なため高価な機器だが安価で作ることも可能と話していました。しかし当時すでに彼は自動運転用の技術開発に費用をかけ過ぎたりか何かで会社を退社するとかで、結局彼の手では商品化されることはありませんでした。(今は、交通や農業用の計測器を商品化しています)

ところが今では、GPSやレーザーなどでピンまでの距離などを計測するアイテムを製造販売する韓国のゴルフ計測機メーカーがすでに商品化していて、トラックマンの99%の機能は再現していると豪語していました。しかもトラックマンが200万円とかの価格に対して4万円以下の価格です。

パッと見たところプロユース商品ではなく、民生品のようですが、一般の民生品と差別化できるのは、トラックマン並みの精度とデータのソフトウェア連動にあるのでしょうか?でもこの値段ならアマチュアでも使って、自分の飛距離を把握したり、スピン量を改善するのに使用したいところですから、プロからアマチュアまで幅広い市場を狙ったと見ることもできます。

世界ナンバーワンのゴルフボール

次に韓国製ゴルフボールの話題です。

世界ナンバーワンのゴルフボール製造技術は韓国にあるんですよ

とその先ほどのゴルフ計測器メーカーの関係者の方が話していました。「また韓国人の大言壮語か」と思う人もいるかもしれませんが、この話もまんざら嘘ではないのです。

コストコの格安PBゴルフボールがタイトリストProV1(プロゴルファー使用率ナンバーワンボール)と比較テストで上回る性能を叩き出したため、バカ売れしているというニュースです。そしてそのボールこそが韓国の無名のメーカー「ナッソ」製。

話によると、フィラ・コリアのような(そこまで必要ないけれど)手腕がある会社ではないので、下請けに甘んじているような状況で、残念ながら世界的なブランド化されて登場する様子は今の所ないようです。

前シーズンはアメリカ男子PGAツアーの超飛ばし屋バッバ・ワトソン選手が韓国のボールメーカー「ボルビック」と契約したと話題になりましたが、これも韓国ゴルフ産業の勢いを象徴している話と思われます。(今季は契約していません)

前日の歓談の中で韓国半導体メーカーの会長がゴルフのクラブ事業をやろうと動いていたことがあると言っていました。日本ではゴルフメーカーは本業を圧迫するお荷物部門的になっているという話も聞こえてきますが、韓国では今熱い分野なのかも知れません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です