韓国語通訳でクライアントにお願いすること

日韓通訳の時にお願いしていること

私のやりたい通訳のスタイル

日韓通訳の現場でクライアントさんにたまにご説明を兼ねてお願いすることがあります。

私の通訳で心がけていることがあります。もちろん商談自体、ビジネス自体が望ましい方向に行くことはいうまでもないことです。その上で通訳者としては、自身がクライアントのコミュニケーションのツールになりきるわけですから、商談する両方が相手の気持ちまで感じることのできるようにできればと思っています。

もちろん、商談の内容によっては感情を隠さなければならない時もあります。それも含めて、クライアントさんが望む背後の脈略も適切に伝られるように行なっていきたいというのが希望事項です。
怒っているときは、それが分かるように。嬉しい時も、その気持ちまでしっかり感じらえるようにと。ちょっと高望みでしょうか?

韓国語と日本語の類似

私がそのように望むのは、実は韓国は日本語と語順が同じで、更に同じ漢字語が多用されるため、こうしたコミュニケーションが他の言語に比べ比較的容易ではないのかという考えからです。例えばです、

日本語:私 + は + 昨日、 + 友達 + と + 夕食 + を + 食べ + に + 食堂 + へ + 出かけた。

という日本語の文を品詞に分けて分解してみるとしましょう。実は韓国語も最後に述語がきますし、それぞれの言葉が同じ順序で、しかもここで分けた助詞までも類似して存在しています。

こういう言葉の特徴から、通訳をやるときは時間的コストパフォーマンスを考えてウィスパリング通訳と逐次通訳の間くらいのスタイルで行うことが多いです。そのまま訳しあげていくことができるからです。

韓国語と日本語の相違

しかしながら当然違う点もあります。まあ文法的な相違は、語学能力の問題ですから、ここでお話ししたいですことではありません。現場では、なんとも客観的に説明し難い違いを感じる時があります。発話の問題なのでしょうが、それは…

韓国人の言葉はロジカルで判りやすく、日本人は最後まで話のオチが分からない場合が多いということです。

不思議なことですが、韓国の人の話は文法的にもロジカルで、話が肯定なのか否定なのか、判りやすいので、自信を持って訳しあげていっても大丈夫なことが多いです。
ところが日本の方の中には、ロジカルではなく感性を重要視される話し方をされる方がいて、最後まで分からないの、話終わるまで一旦しっかり聞いてから咀嚼し直して訳すことがあります。その感性が(例えば冗談だったり)韓国人に通じないと、だんだんと話が食い違って進んでいく可能性があるからです。
誤解し合っている話をそのまま通訳するほど苦痛なことはありません。(そうなったら一旦話をとめさせてもらいますが…)

まあ、これは話のスタイル、個性の問題なので私がとやかく言う問題では全くありません。

韓国語通訳をする時にお客様にお願いしていること

通訳を介した商談で私のお願いしてることは、話のスタイルのことではありません。

  1. 私ではなく相手側に目を合わせて、相手側と話していただくと気持ちが伝わる。
  2. 語尾をしっかりと大きく発音していただく。

この二つです。
特に二番目、語尾が聞こえないと、結論が分からないので大切です。語尾だけではなく、全体の語調で肯定が否定かのオチも想像できますので、通訳がしやすくなります。

ただし、商談のつかみトークとかではなく、本論で気持ちより正確性が必要なときは、しっかりと話終わっていただいてから訳すように臨機応変に対応させていただくのは当然のことです。

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