今回は、韓国出張や韓国旅行時に準備するお金についてです。
韓国はクレジットカードでキャッシュレス社会
韓国では殆どの場所でクレジットカードが使えます。ちっちゃな屋台やお婆ちゃんがやっているようなちっちゃいタバコ屋のような場所を除いては、どこもクレジットカードの端末機が置いてあります。それはすなわち、成人国民のほとんどがクレジットカードを複数所有していて、普段から現金よりもクレジットカードを持ち歩いて、使用しているということです。
弊社の韓国人スタッフに食事の支払い分の現金を渡したところ「いまどき現金渡されるなんて、珍しいことです」と言われました。
商売をしているところは、カードでの支払い受け取りを法律によって義務化されています。それは売り上げを誤魔化して脱税するのを防止する目的でもありますが、そのお陰でクレジットカード社会になっています。お役所の手数料でさえも、最近はカードで支払いができるので、大変便利です。(数十円でもカード支払いが可能ですから)また、家庭でピザなどの出前を取っても、配達員が無線カード端末機を持参してくるようになりました。タクシーも殆どがクレジットカードを使えます。今や韓国は、こういう社会なんです。
まあ、そんなわけですから、出張時の食事、コンビニやスーパーマーケットの利用、ショッピング…なんでもクレジットカードを持って来さえすれば、事足ります。クレジットカードを持って来れば、わざわざ両替をして、残ったお金をまた両替する手間がかかりません。
クレジットカードのスキミングのリスクは大丈夫?
韓国の場合、以上のようなカード社会の実現は明らかに行政主導型ですから、クレジットカードがらみの犯罪には断固とした対処が伴います。逆に人々もリスクが高いのであれば、いくら国が主導していたとしてもカードを使うことができません。しかし、現在特に問題になっていないところをみるとリスクは非常に低いと思われます。
ただ他の方もブログで書かれているように、不法的な買い物(偽ブランド品など)をする場合、外国人相手に違法行為を行おうと待ち受けている輩はいるでしょから、そういったところには近づかなければ、大丈夫だと思われます。
それでも現金を使いたい場合は?
諸事情によりクレジットカードの準備ができない、現金を使わなければいけないとなった場合、両替はどこで行うといいかという話になってきます。
両替が可能なのは、韓国国内では
- 空港で通関の荷物検査を終え、入国ロビーに出る直前にある銀行窓口
- 空港の入国ロビーにある銀行
- 市中の銀行
- ホテルのロビー
- 市中の両替商
ということになります。あと「闇ドル商のおばあちゃん」なんて人が南大門市場あたりに座っていたことがありましたが、今はどうなんでしょうか?
1番目の入国ロビー直前の銀行は出口の横にありますから、誰しもが目にするわけです。そして「手数料無料」というまともな銀行とは思えないような殆ど詐欺って思われる文句が貼られていたりします。ちょっと不安になるので、ここで両替したくなる人々の心理に漬け込んでいますが、ここは交換レート悪すぎます。
もっとレートが悪いのが4番目のホテルのロビーです。でもあたりに銀行も見あたらず、言葉に不安があるという場合は、確かに便利ですけれど…
で、銀行もいいのですが、オススメは「両替商・両替所」です。看板には「money exchange」って書いてあります。
両替商が銀行よりもレートがいいので、個人的に両替する場合は、私も利用しています。店舗によるレートの差は少しありますが、最近はそれも少なくなってきました。中には明らかに他店よりも悪いレートで交換している店もあります。普通外から見えるようにレートを表示したりしていますから、単純に見比べればいいですね。
両替商のデメリットは、
- どこにあるか分かりにくい
- 銀行より店が多くない
- 日本語が通じない店もある
というところでしょうか。確かに場所を見つけるのに苦労します。明洞や東大門など観光客定番エリアには割と目につく場所にあります。力技で韓国のスマホアプリで探すこともできる、しかもレートの一番いいところを探せるという記事を見つけました。
あと両替をして現金を確保する方法以外にも
- 銀行のATMによるクレジットカードのキャッシング
- 銀行で発行された国際現金カードを使って、銀行ATMで預金を韓国ウォンで引き出す
という方法もあります。