韓国の深夜飯テロが始まった

まあ、たまたま見ただけなんですけど、夜中にテレビをつけたらペク・ジョンウォンという有名な飲食業界の社長が出てまして、香港で美味しそうに雲呑麺食べてるわけです。なんと美味しそうな!

この人は、突然テレビに出てきて、そこそこのトークが面白いので一躍有名人・人気者になってしまった人です。たくさんの業態の飲食チェーンを展開していて、美人の女優さんとも結婚して、なかなかの方でいらっしゃいます。

「ストリートフードファイター」調べてみるとこの番組、始まって間もないようです。香港を歩きながら、B級グルメに舌鼓を打つ。ペク・ジョンウォン社長が食べ歩くには職業的必然性があるし、食にこだわりがあるので、その辺の芸能人やレポーターたちの食レポともそもそもレベルが違うわけです。常に新しいメニュー開発をして、新しい業態を立ち上げ、自ら広告塔となり、店の看板に自らの写真を大きく掲げて、勝負に出ているのです。そんな食の勝負師が新しい味を求めて食べるのにはこだわりと真剣味がある、というわけです。

で、いかがでしょうか?予告編だけ見ても相当レベルの高い飯テロ番組。深夜にやるのでたまりませんわ。実際トークも映像も自撮り風のアングルも飯テロにぴったりのシンプルで楽しい番組になっています。あんまり考えなくていいですしね。

何度も言ったかもしれませんが、韓国でグルメ番組はご法度だったのか、長らく存在しないジャンルでした。やはり経済的格差が大きい社会で旅行だとか、美味しいもの食べるとか、ゴルフをするとかはテレビ的にNGだったのような気がします。

しかし韓国も経済的発展を遂げ、世界的半導体会社や自動車会社を擁するようになり、文化コンテンツも変化が現れます。シェフがテレビに登場したり食べ歩き番組が雨後の筍のように現れ始めました。

そんなわけで、韓国において食はこれからです。潜在的市場があると言えそうです。

それでも業主さんたちは様々なメニューを開発して、次々と新しい業態の食堂が生まれてきたのが韓国です。プデチゲとかタッカルビ、なんかはそうして生まれたメニューじゃないかと思います。(あるいは誕生ストーリーが存在したりします)

新しい業態が生まれては消え、生まれては消える代謝を繰り返している、食ビジネスの活性度合いは高いのですが、本当の料理人が作った本格的な料理レベルのものがまだ広がりを見せていません。消費者側も知らないので、分からない状況です。

数年前にプリンを作ってモニタリングをやってみた事がありました。(少しの間だけプリン事業をやり、日本のテレビ局の取材も受けた事があります)しかしちょっとソウルを離れたところで試食してもらうと、「なんだこれは?食べたことがないので美味いのか不味いのか分からない」と言われてしまいました。

プリンくらい食べようと思えば、売ってないことないだろうとも思ったのですが、そんなもんです。

まあ、こういったレベルの高い飯テロ番組の登場で、徐々に韓国の食のマーケットがだんだん拡大していくのでしょう。

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