韓国のコミュニケーション、カカオトーク

韓国ビジネスでコミュニケーションTips メッセンジャー編

韓国に出張に来て、商談先、取引先の人とお会いしたとします。その後のフォローアップのためのコミュニケーションで、今までは英語で電話をするなり、英文メールをやり取りするという形だったと思うのですが、今回はちょっと違うアプローチ、スマホのメッセンジャーを活用する方法についてのお話です。

私も韓国内で活用していている方法なのですが、無精な性格もあり、なかなか積極的な攻めの姿勢に欠けてるところがあります。しかし前回お会いした日本からのお客さんは韓国ビジネスに関してなかなかの猛者で、韓国の文化を積極的に活用して、今回のテーマのメッセンジャーもガンガンと使っておられました。

メッセンジャーはマナー的にどうなの?

日本でもLINEなどをビジネスで使う状況増えて来ていると思いますが、韓国ではスマホ以前からパソコンでメッセンジャーをハードに使っている状況がありました。しかしこれはどちらかというと会社側の目を盗んでの個人的やりとりが多かったように思います。

逆にスマホ時代になってからビジネスで積極的に活用しているようです。

あくまでの私の感覚や推測にすぎませんが、韓国の方が日本よりハードユーザーではないかと思います。

推測の根拠は、「菊と刀」に並ぶ日本文化論の古典で日本人中根千枝教授によって書かれた「タテ社会の人間関係 単一社会の理論」です。スタンダートになった「タテ社会」という概念を打ち出したこの本ですが、日本を「タテ社会」だとすると韓国は「ヨコ社会」なんです。これは、どこかに書かれていましたが、中根教授が韓国人の質問で「韓国もタテ社会だと思うが」というものに対して「韓国はヨコ社会」ということを答えていました。

「タテ社会」なかなか性格な概念を理解する機会も少ないかと思いますが、血縁より何より「場」が経済的から何から重要になってくるのが「タテ社会」で(特には職場とかですよね)、「場」より横の繋がりが重要になる社会が「ヨコ社会」です。

ですから韓国では職場にいても、血縁や地縁という同郷のネットワークや出身学校のネットワークに繋がりながら公私に渡ってコトを処理することが日本に比べて遥かに活発です。

そういう社会では個人対個人のみならず個人対グループを強く結びつけるツールとしてメッセンジャーの活用頻度が高いと考えられると思っています。

老若男女、特にお年を召した方もメッセンジャーでのやりとりが結構可能だったりするのが面白いですね。

もちろん若くても「めんどくさい」「嫌いだ」っていう方もいるわけで「人による」というのは万国共通でございます。

LINEを使ったコミュニケーション

こういう背景を逆手に取って?どんどんとメッセンジャーでつながってしまおうというのが、コミュニケーションTIPSです。韓国でビジネスをしている人であって「俺は偉いんだ」的オーラを撒き散らしてマウント大好きな人以外であれば、ヨコ的つまり個人的な香りがするコミュニケーションは大歓迎だと思うんです。(異性の場合は、時と場合によりますのでご注意。純粋ビジネスならOKです。)

さて世界的にヒットしたメッセンジャーLINEですが、実は韓国ではあまり使われていません。私の感覚でもLINEは韓国でのデフォルトであるカカオトークを真似したというイメージです。(正確かどうかは分かりませんが、韓国では相当早い時期にカカオトークが出て、あっという間に普及しました。そもそもLINEの母体のネイバーの母体の創設者がカカオトークを開発したのです)

もちろんLINEのことは大体の方は知っています。

LINEの機能で公式アカウントというのがありますが、そこからLINE韓国語翻訳を追加して、韓国人との会話の参加させるとなんと日本語を韓国語に自動翻訳、韓国語は日本語の自動翻訳してくれるというスグレモノです。

この機能を使えるので、LINEで繋がりたいのです。教科書のような丁寧で正確な言葉と文法で打てば、8割9割がたは正確に訳してくれますし、間違いがあっても言いたいことは大体わかります。

韓国のほとんどの人はLINEのこの機能は知りませんので、教えてあげて、ミーティングの終わり頃に名刺の情報を目の前で登録しながら、相手にもLINEをダウンロードしてもらう、繋げてしまえば、あなたは韓国ビジネスの達人です。

カカオトークを使ったコミュニケーション

韓国のデフォルトのメッセンジャーであるカカオトーク。国民的なアプリであることは間違いありません。

残念ながらカカオトークには翻訳機能がありません。それでも相手が英語や日本語ができるなら、「LINEやってますか」と野暮なことを言わずに「カカオトークで繋げましょう」とスマートにことを進めるべきです。

たとえ韓国側の相手が、LINEをやっていたとしても、やはり目にする優先順位はカカオトークが高いのです。カカオトークで相手に食い込めば、二人の関係はネットワーク化されるのです。

この文章を書きながら、私は今韓国人の社長とカカオトークで価格交渉をしています。

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です